記憶が思い出に変わる時(仮)




「優梨いないと寂しい?」
「あ?」

「授業中いつも、
本当は起きてるでしょ?」
「…」

「あ、図星~!」

「ほっとけ…」

「あの子、無理するから、
部活よろしくね?」

「なんで俺が…」



めんどくせぇな…




空いている隣の席は
静かにその主を待っているようだった。


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