イケメン彼氏の秘密


家に帰ると、お兄ちゃんが先に帰ってきていた。



「おかえり」

「ただいま~。お母さん達は今日も遅いの?」

「あぁ。何かクリスマスも仕事あるらしいから、俺とお前だけで留守番」

「お兄ちゃんも出かけないの?」

「んー…可哀想な妹を残して俺だけ遊びには行けないだろ」

「可哀想っていうなぁっ…!」



私だって本当はでかけたかったのに。


無理になっただけだもん。


もしかしたら、行けてたかもしれないんだもんね。



「まぁ、つーことでどこにも出かけんなよ?兄ちゃんとパーティーな」

「は~い」



まぁ、たまには兄妹でパーティーも悪くない…のかな。



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