イケメン彼氏の秘密
大時計前に行くと、大きなツリーがどどんっとあった。
周りにはそれを見にきた家族連れや友達同士やカップル達。
見回してみても斗真の姿はない。
まだ来てないのかな。
私より遥かに高いツリーを見上げる。
雪…降りそう。
さすがにもう少し着てくるんだった。
寒すぎる。
まぁ、でも斗真に会えるんだしいっか。
近くにあったベンチに座り、冷たくなった手を擦り合わせた。
数十分。
まだ来ない……。
これは連絡した方がいいかな。
「あーっせんぱぁい♪」
「陽菜乃ちゃんっ」
「1人ですかぁ?斗真さんは?」
「今待ってるの」
「そうなんですかぁ~イブですからね。お泊まりデートですかっ♪」
「え。いやいやっ違うよ…!!」
「またまたぁ~♪じゃ、斗真さん来る前に退散しまぁす♪」
陽菜乃ちゃんは向こうで待っていたらしき男の人の場所へ行った。
何か誤解をされた気が…。