罪語りて所在の月を見る
「や、め……っ」
からんと、最後の一本が落ちたところで渉は頭を抱えた。
「やめてくださ……っ、やめてくれ、もう!」
俯き駄々をこねる子供のように。
「もうやだっ、付きまとうなっ、関わるな!誰も要らないから、もう見たくないから!だからもう、僕の周りを壊さないで……っ!」
ただ弱いだけの少年がそこにいた。
弱いから叫ぶ、叶わないから訴えた、何もできないから泣くしかなく、叫ぶほどに――弱っていた。