ケータイ戦士セーラーフォーン
ほぼ同時に校門に着いた二人。



「ふう……、
 何とか間に合ったね、奈美ちゃん」


奈美
「瞳、あんた陸上部に入りなよ」



「え? 何で?」


奈美
「あたしの脚力に付いて来れるのって陸上部を除いて、あんただけだよ」



「へー、そうなんだぁ~……
 それは多分、ほぼ毎朝走って登校してるから、それで脚力が鍛えられてるのよ。
 きっと☆」


奈美
「はぁ~……
 あんたねぇ、そんなんで脚力が鍛えられたら誰も苦労はしないよ」



そして二人は校舎の中で、それぞれの教室へと別れた。

やがて昼休みになると、先日に行われた学年別実力テストの結果が貼り出されていた。
その周りには生徒達が人だかりと成り、瞳と奈美もそこに居た。


奈美
「瞳、どうだった?」



「中の中、ど真ん中の123番だよ! イエーイ!!」



と、Vサインをする瞳。


奈美
「ど真ん中って……」



「これで3回連続、123番だよ!」


奈美
「はぁ~……そんなの自慢に成んないって……」





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