ケータイ戦士セーラーフォーン
校門で待っている奈美に駆け寄る瞳。



「奈美ちゃーん、ごめーん!」


奈美
「遅いっ! 瞳ー!……
 あれ? 鈴音ちゃん?」


鈴音
「ど、どうも」



照れくさそうに笑顔で奈美に挨拶する鈴音。


奈美
「どう言う事? 瞳」



「まぁ、あの、その……色々と事情があって……」


奈美
「ふ~ん。
 ま、いっか……
 ほいじゃ、行こう」


鈴音
「どこへ行くの?」



「カラオケだよ」


鈴音
「カラオケ?」



「そう、奈美ちゃんの恋の育成の為にね☆」


鈴音
「え?」


奈美
「ひ・と・み!」



「ああっ、冗談、冗談!
 あはは……」


奈美
「まったく瞳は……
 あ、でも鈴音ちゃん、塾とかは?」


鈴音
「今日は"休み"にするわ」


奈美
「へ~。
 余裕だね」


鈴音
「たまには良いんじゃない?」



と言う鈴音の笑顔は晴々としていた。







第4話へ続く





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