幼馴染みに奪われました



「…かけっ…る…!」




苦しくなって、翔の名前を呼ぶ。



「…!」



バッ! …っとあたしの身体を離した。




「…ごめん」





たった一言そう言い、保健室から出ていった。




「…なんで」




涙が止まらない





別に翔とキスしたのが嫌で泣いた訳じゃ
ない…



どうしてあたし…涙なんか……






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