天神学園高等部の奇怪な面々21
神楽 七星の逃亡ゴールデンウイーク
「……」

部屋のドアを開け、音もなく周囲を見回す。

何せ相手は武道家に達人に死神にエージェントだ。

気配を読む事にかけては超一流。

一瞬の油断も許されない。

息を殺し、物音一つ立てず。

神楽 七星(かぐら ななせ)は静かに部屋を出た。

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