合わないベクトル
告白

涼宮-side-




「俺さ、お前のことずっと好きだった…だから、付き合ってほしい」


今ここは、誰もいない放課後の教室。


そして、わたしの目の前で一人の男子が真剣な眼差しでそうわたしに告げる。


「えっと…で、でもいきなり過ぎるし…その…」


わたしは必死に言葉を紡ぐ、でもわたしが言いたいのはこんなことじゃない…


「ダメならダメでいいから、今答えてほしい」


ダメじゃない!!ダメじゃないけど…


「あ、あの…えっと…」


わたしは言葉に詰まる、ただ"好き"とゆう言葉を言えばすむのに…


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