レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
親子二代に渡って、俺は聖の人生を狂わせてしまったんだ。
俺を憎むのは………無理もないじゃないか。
「………それなのに。
何で美佳と連絡取ってんだよ!!」
聖は俺をキッと睨み付けると、拳を振り上げる。
その拳が俺の顔面を打った。
「…お前が憎い、憎いよ。
美佳と会えば、いつも伊織の話をされた。
何で、何で…俺じゃないんだよ!!」
俺の胸ぐらを掴んで前後に揺さぶりながら、聖はそう叫んだ。
………涙を流しながら。
切れた唇を抑えることも。
聖に何か声をかけることも。
俺には出来なかった。
だって。
何て声かけるんだ。
………父親がごめん?
………俺が惚れさせてごめん?
………美佳と連絡取ってごめん?
…………何だよ、それ。
そんな薄っぺらい言葉。
聖の受けた傷を癒す術が分からない。
…………俺を傷つけたことで満足するのだろうか。
これも。
俺の、罪なんだ。
抗うなんてこと出来ない。
俺を憎むのは………無理もないじゃないか。
「………それなのに。
何で美佳と連絡取ってんだよ!!」
聖は俺をキッと睨み付けると、拳を振り上げる。
その拳が俺の顔面を打った。
「…お前が憎い、憎いよ。
美佳と会えば、いつも伊織の話をされた。
何で、何で…俺じゃないんだよ!!」
俺の胸ぐらを掴んで前後に揺さぶりながら、聖はそう叫んだ。
………涙を流しながら。
切れた唇を抑えることも。
聖に何か声をかけることも。
俺には出来なかった。
だって。
何て声かけるんだ。
………父親がごめん?
………俺が惚れさせてごめん?
………美佳と連絡取ってごめん?
…………何だよ、それ。
そんな薄っぺらい言葉。
聖の受けた傷を癒す術が分からない。
…………俺を傷つけたことで満足するのだろうか。
これも。
俺の、罪なんだ。
抗うなんてこと出来ない。