レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
初めて会った時の伊織が、事細かに鮮明に思い出されて、また涙腺が緩む。
「……自分から壊してしまったけど、伊織のこと本当好きだったんだよ」
「……………」
聖。
もう、いい。
「……大丈夫」
「…え?」
涙で視界が歪むけど、私はこれを伝えないといけない。
だって、きっと伊織ならこう思ってる。
「何もかも、わかってるから。
きっと、伊織は聖を恨んでなんかいない」
「っっ!」
ぎゅうっと、私と繋がれた手に力がこもる。
「私、伊織と会えなかったんだ」
「…連絡は?」
「……携帯繋がらなかった」
「はあっ!?」
ほら。
やっぱり聖は嘘をついていなかった。
和、騙されたけど。
私は信じてよかった。
何度も何度も何度も騙されても。
私だけは信じてやるんだから。
「いいんだっ」
「よくねえよ!」
「いいの、きっとこれも運命なんだよ」
「……何でっ……会わせたかったのに……」
その、言葉が私には嬉しいんだよ。
聖。
「……自分から壊してしまったけど、伊織のこと本当好きだったんだよ」
「……………」
聖。
もう、いい。
「……大丈夫」
「…え?」
涙で視界が歪むけど、私はこれを伝えないといけない。
だって、きっと伊織ならこう思ってる。
「何もかも、わかってるから。
きっと、伊織は聖を恨んでなんかいない」
「っっ!」
ぎゅうっと、私と繋がれた手に力がこもる。
「私、伊織と会えなかったんだ」
「…連絡は?」
「……携帯繋がらなかった」
「はあっ!?」
ほら。
やっぱり聖は嘘をついていなかった。
和、騙されたけど。
私は信じてよかった。
何度も何度も何度も騙されても。
私だけは信じてやるんだから。
「いいんだっ」
「よくねえよ!」
「いいの、きっとこれも運命なんだよ」
「……何でっ……会わせたかったのに……」
その、言葉が私には嬉しいんだよ。
聖。