レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
佐々木は俯いた顔を上げて、えっと顔をする。
声に出したのかはわからなかった。
「伊織、いい男でしょ」
「…………はい」
佐々木は曖昧に頷く。
なんだ、その美佳に言わされた感じ、苛つくな。
別に自分がいい男だなんて思ってるわけじゃないけど。
「…佐々木はモテなさそうだな」
思うよりも先に言葉に出てしまい、しまったと口を塞ぐがもう手遅れだった。
「こら、伊織。佐々木君は見た目じゃないの、中身なの」
「………………」
中身?
なよなよしてる感じなのに。
めちゃくちゃ性格いいとか?
黙ったまま、しらっとした目で佐々木を見る。
佐々木は目も合わせずに小さくなっていた。
「美佳さん、いいです、大丈夫です」
「もう、佐々木君も言わないとダメだよ」
「………いえ、わかってますから」
「何をー?わかってますって」
美佳がぷりぷりと怒り出した時、エレベーターの扉が開いた。
目的の階に到着したらしい。
しょうがなく美佳は口を噤みヒールをカツカツと鳴らしながらエレベーターを降りた。
声に出したのかはわからなかった。
「伊織、いい男でしょ」
「…………はい」
佐々木は曖昧に頷く。
なんだ、その美佳に言わされた感じ、苛つくな。
別に自分がいい男だなんて思ってるわけじゃないけど。
「…佐々木はモテなさそうだな」
思うよりも先に言葉に出てしまい、しまったと口を塞ぐがもう手遅れだった。
「こら、伊織。佐々木君は見た目じゃないの、中身なの」
「………………」
中身?
なよなよしてる感じなのに。
めちゃくちゃ性格いいとか?
黙ったまま、しらっとした目で佐々木を見る。
佐々木は目も合わせずに小さくなっていた。
「美佳さん、いいです、大丈夫です」
「もう、佐々木君も言わないとダメだよ」
「………いえ、わかってますから」
「何をー?わかってますって」
美佳がぷりぷりと怒り出した時、エレベーターの扉が開いた。
目的の階に到着したらしい。
しょうがなく美佳は口を噤みヒールをカツカツと鳴らしながらエレベーターを降りた。