レンタル彼氏 Ⅱ【完結】

軟禁…美佳

伊織が心配で何度も何度も電話をかけた。


一日、全く出なかった伊織。
電話に出た伊織は予想外に元気そうだった。



安心は、した。


だけど、私は伊織をとんでもないモノに巻き込んでしまったんだと後悔をした。



悔やんでもしょうがないことだけど。


………あれじゃ…監禁だ。
いや、軟禁?





外にも出れるし、一見自由にも思える。



だけど。


Sランクのレンタル彼氏に自由なんてない。



その本当の意味をまだ彼らは知らない。



伊織、巻き込んでごめん。

伊織なら絶対人気取れるって思ったんだ。
レンタル彼氏が必ずつとまると。



その所為で何もかもを失ってしまうのに。



ごめんね。
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