レンタル彼氏 Ⅱ【完結】
今日は給料日。
昨日、聖と吏紀はそわそわしていた。
だって、二千万の半分の一千万は見たこともないお金だろう。
俺もそうだ。
ドキドキしながら俺は佐々木が来るのを待った。
ピンポーンとインターホンが鳴り、逸る胸を抑えながら玄関の扉を開けた。
「こ、こんにちは」
佐々木はどでかいアタッシュケースを持ちながら中に入って来た。
仄かに汗をかいている。
お金といえど、一千万円もあれば結構な重さだろう。
リビングに入ると、どさっとアタッシュケースをテーブルに置いた。
「…給料です。そこに鍵あるんで、こないだ渡した暗証番号を入れてください」
「……ん、わかった」
「それでは」
佐々木はそれだけ言うと部屋から出て行った。
俺は視線を玄関からテーブルの上にあるアタッシュケースにうつした。
それから鍵を自分専用の番号に合わせて開封した。
中には大量のお金。
新札で百万ごと束になっていた。
………すげえ。
これ、俺のモンだよな?
……やっべ、何買おう。
昨日、聖と吏紀はそわそわしていた。
だって、二千万の半分の一千万は見たこともないお金だろう。
俺もそうだ。
ドキドキしながら俺は佐々木が来るのを待った。
ピンポーンとインターホンが鳴り、逸る胸を抑えながら玄関の扉を開けた。
「こ、こんにちは」
佐々木はどでかいアタッシュケースを持ちながら中に入って来た。
仄かに汗をかいている。
お金といえど、一千万円もあれば結構な重さだろう。
リビングに入ると、どさっとアタッシュケースをテーブルに置いた。
「…給料です。そこに鍵あるんで、こないだ渡した暗証番号を入れてください」
「……ん、わかった」
「それでは」
佐々木はそれだけ言うと部屋から出て行った。
俺は視線を玄関からテーブルの上にあるアタッシュケースにうつした。
それから鍵を自分専用の番号に合わせて開封した。
中には大量のお金。
新札で百万ごと束になっていた。
………すげえ。
これ、俺のモンだよな?
……やっべ、何買おう。