切恋~trianglelover~

僕はたちあがって、瑠佳の背中をポンとたたいた。

「瑠佳!おはよ・・・!?!?!?!?!?」

すこしだけ顔をあげた瑠佳の顔を見て、僕は驚いた。


「瑠佳!!!!どうした!?泣いた!?目腫れてるよ?」


顔をあげた瑠佳の目には、明らかに涙が浮かんでいて、目のしたは真っ赤にはれている。


「響・・・太郎・・・っ。」


瑠佳はしゃくりあげながら言った。


「響・・太郎が・・・他の・・・人と・・・。うっ・・。」

「・・・・!!」



まさか昨日走り去ったのって・・・。

瑠佳!?



僕にはかける言葉がみつけられなかった。

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