梶山書店物語〈壱〉
リミット
店に戻って来ると思ったら、なかなか戻ってこない。

探しに行ったら、大滝さんと一緒にいた。

「今日も良い感じに儲かって何よりだな」

店も閉店させて帰る気満々の店長。数時間前の事を忘れられている。

今度は逃してたまるかと思い店長の腕をキツく掴んだ。

何よりレジに立ってたから角で逃げる事は出来ない。

「店長、忘れたなんて言わせませんよ」

「こえーよ。
覚えてるし話は聞くから」

だけど腕を離す気は無いけどね。



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