梶山書店物語〈壱〉
何も言ってないのに奥村くんってわかんだよ。

「あの人、わかりやすいのに店長だけっすよ。気付いてなかったの」

最中は品出しに行くからレジお願いします。と言ってレジから離れて行った。

皆、知ってるとか凄く恥ずかしくなってきた。

「何一人で百面相してるんですか?」

「誰のせいだと思ってんだよ!何しに来たんだ!」

「客に対して失礼ですよ」

参考書が3冊。そうだ、奥村くんは、まだ学生だったな。

「俺が何かしましたか?」

「何でもないし…私が好きなら他の奴等にバレない遣り方をしろ」

「それ煽ってるんですか?」




●end………………?……●



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