あたしだけの彼
たかがあたしの前に立ち
ずっと手を握ってくれていた。
たまたま近くにいた
みんなが心配をし集まってきた。
康平は舌打ちをし何処かに行った。
こんなとこを見られて隠せる
わけもわくあたしはたかに
話したときのようにみんなにも
話した。みんなどう言葉を
かけていいのかわからず沈黙が続く。
バシッ
静かな場所で鳴り響く音。
「なんで?なんでもっとはやくに
言わないの?うちら親友じゃん?
もっと頼ってよ。なんで全部1人で
抱えこもうとしてんの?
なんのためにうちらがいるの?
うちらってそんな頼りない?」
心が怒鳴った。
愛理はその横で悲しそうな
目をしている。
「違う。怖かった。2人が
幻滅するんじゃないかって。
あたしから離れていっちゃうん
じゃないかって。
...ごめんなさい。」
「バカ。そんなわけないじゃん。
私らあんたのことほんとに
好きなんだよ?離れるわけ
ないじゃんか。」
「そうだよ。これからは
もっとうちらを頼んなよ」
「ありがとう...」
「和解できてすぐなんだけど
そいつの名前は?」
信さんが真剣な目つきで
聞いてきた。あたしは名前を
言うと信さんは連れに聞いて
みるわと言い何処かに行った。