愛のうた。
「カレカノ。」 沙知side
チェリー公園の前を通りかかったら目の前にシュンが立っていた。

シュンの髪は金髪じゃなく黒に戻ってて・・・・


ごついピアスも外されてて・・・・


まるで昔のシュンみたい。相変わらずカッコイイね。


胸の高まりがおさまらない。


「シュン、どうしたの?」

そう言っても、シュンは答えない。

私はシュンが気になってその場から動けなかった。


「シュン?ってきゃ!!」

本当に一瞬の事だった。


温かい体温と微かな香水の香りにつつまれる。


・・・私、シュンに抱きしめられている!?


えっなんで?どういうこと???


「俺・・・沙知の事・・・好きだ」

シュンが私のこと、、、好き・・・?


こんな地味な私の事を??


なんでだろう。すっごく嬉しいよ。


シュンの傍にいたい。私もシュンが好きだ。


「私もシュンの事、・・・好き」



気持ちを吐き出し、シュンの背中に腕を回した。


シュンの顔を見上げると、顔が真っ赤で・・・


「みっ、みんなよ!!」


照れてるところは相変わらず変わらないな。


今日、私たちは幼馴染から彼氏と彼女に変わった。
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