君が恋に落ちるまで。




立ち話もなんだな、と思ったから。
そう言えば彼女はどんな顔をするだろうか。




「 ゆ、や・・・さん? 」




驚いているのか、
怯えているのか、
困惑したその表情からは
彼女の本心は見えない。




「 だめだよ 」


「 ・・・・え? 」




止まれない。




こんな、ソファに押し倒して
俺は本当に何をしているんだろう。




彼女を怖がらせるばかりで、
どうしてもっと大人になれないんだろう。




「 ・・・俺以外の男に、そんな顔を見せちゃ 」




信じられない言葉を口にしながら、
俺は彼女の口を塞いで、
感情をぶつけるように、
俺に溺れるように、深いキスをした。






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