君が恋に落ちるまで。
漏れる声も、赤い頬も、
俺を見る、濡れた瞳も。
自分だけのものにしたい。
「 ・・・・俺が怖い? 」
こんな自分は知らない。
俺は嫉妬しないんだと思っていたから。
彼女を見下ろしながらそう聞くと
彼女は小さく首を横に振って、
俺の首に、手を回した。
「 ・・・・・瑞穂ちゃん 」
溺れているのは自分だ。
キスを交わせば交わすほど、
この手の温もりを感じるほど、
手放せなくなっているのは、俺の方だ。