君が恋に落ちるまで。




















「 俺はずっと、瑞穂ちゃんが好きだよ。
  落ち着くまで、整理ができるまで
  いくらでも待つから 」






こんなに真っ直ぐあたしを
好きだと言ってくれる人に
中途半端な好きは、言っちゃいけない。







「 ・・・・・だけど、瑞穂ちゃん 」


「 ・・・・・? 」







体を離されて、あたしも腕を放した。
両手で頬を包まれてくいっと
上を向かされた。







< 214 / 245 >

この作品をシェア

pagetop