君が恋に落ちるまで。
「 ・・・瑞穂 」
高二の春。
クラスが離れて、
あたしが”寂しい”と弱音を吐いた。
放課後の教室。
あたしは初めて、キスをした。
「 ・・・顔赤い 」
「 慧も真っ赤だよ? 」
触れた唇がゆっくり離れて、
もう一度、触れて、
「 ぅんっ・・・ 」
深いキスに、戸惑った。
息苦しくなって彼の胸を
何度か叩くと、唇が離れて、
「 息は鼻ですんの! 」
”練習な”と、再度
唇を塞がれた。