ピエロの秘密

「何で、あなたは、ピエロさんは…こんな所で働いてるの?」



「え?」



「いや、噂ではタメだって聞いたから。」



もしかして変な事きいちゃったのかな?
ピエロは急にしんみりとした表情をした。



「僕はお金がないのでっ、本当はこの学校で授業受けたいんですけどねー」



「へ…」



初めて知ったピエロの悲しそうな表情に、
すこし胸が痛んだ。

必死に笑顔を見せようとする姿とか、
どこか私に似てるようなきがした・・・。





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