ピエロの秘密

「あきらッ!」


ざわついてる食堂に、
私の声が響いた。



私の声が届いたのか、
明と思われる人が振り向いた。




あきら・・・。




私の横を通ったのは
やっぱり明だった。


明は私の顔をみると、
少し気まずそうにして向こうに歩き始めた。




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