ピエロの秘密

「さっきから何が言いたいの?」


「…ごめん」


「何もないんなら腹減ったし戻るわ。」





“じゃっ”




「あきら!!」


冷たい低い声で、
あまりにも短すぎるさようならをして
校舎の中へ入って行ってしまった。


・・・・私が早く動かないから。



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