ピエロの秘密

“どういたしまして!”


ノートに書いたその字を俺にみせては、
また普通の体制に戻った。



俺の心の中で何かが動いたんだ。
落ちたもの拾うなんて当たり前の事だけど、



あんな奴にもこういう事ができるんだなって
関心に近いものを感じた。



でもそれは、関心なんかじゃなくて





_____立派な恋心だったみたいだ。





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