欠点に願いを

II







「おっはよーっす!!」

「……うっす」


翌朝、英語の予習に追われる俺に、雄一が後ろからのしかかってきた。
本当なら家でやる予定だったんだけど、昨日は家に帰ったら疲れて眠っちゃったんだ。

うりうり、と俺で遊ぶ雄一。
ちなみに俺と雄一は同じクラスである。
そして、雄一は何故かココと仲が良い。


「……雄一、英語の予習は?」

「そんなん無くても、俺の成績は余裕だね!」

「……さいですか。うぜぇ」


仕方無いので、俺は雄一と話をしながら予習をする事にする。
俺に悪態をつかれても、めげない雄一。


「昨日、さっそく仕事してましたね~浩太君」

「…そりゃどうも」

「ココも言ってたよ。”浩太先輩が凄い”って」


……あれ? てっきり。





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