引っ込み思案な恋心。-3rd~final~





「まー、お前らには分かんないだろーけど。そういう行為ってのがしまいにはただの癖にしかならなくなった。それでもアイツは俺の気を引きたいから、何されても断らないし嫌がらない」



「それが…、利用したってこと?」



「ああ。結局ある一定以上を超えてアイツのコト好きになれなかったってことだと思う。でも結局アイツは俺と最後までいくことを拒んだ。だけど俺は『何で?』って思いだけが先行して、アイツの気持ちを考えてなかった」






倉本くんはそこまで言うと、机の上にポンと置かれただけの参考書をペラペラとめくって、授業の準備をし始めた。






「それに気付いたから、別れようと思ったの?」



「そーゆーコト。誰が考えたって、もう修復不能だろ?俺にはアイツをこれ以上思いやることなんてできない」






そんな…。



あかねちゃんはきっとまだ心の底で苦しんでるハズなのに。





あかねちゃんの抱えてる想いは、どこに行けばいいの?






「あ、講師の先生来た。この話はもういいだろ?」






私は全然納得できてないんだけど、もう授業が始まってしまうみたいで、講師の先生が壇上で書類を準備し始めていた。






そして、授業の始まりを告げるチャイムと共に、倉本くんは完全に勉強モードになって私の方すら向かなかった。













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