愛をくれた神様
ノブシの話・15年前何があったのか。

目がさめた。

彼女が横に寝ていた。これはいつもの事である。 父が家をあけてる週末は、彼女は当たり前のように家に来るのだった。

社会に出たのだから結婚は考えないのかと最近上司に言われたが、彼女を見ても、いまひとつピンとこない。

そんな彼女は来年は就職だというのに、就職活動はそっちのけで定期的に僕の家に通い料理をしたり洗濯物をしたり、家庭的な一面をアピールしてくれるのだった。子供は何人ほしいのかとか、男の子がいいか女の子がいいか、マンションに住みたいか一軒家がいいのかと積極的に僕に訊ねてくるのだった。

若いのに、まるで結婚に前向きに考えてるみたいやなあ~、と言ったらなぜか殴られた。


腕にひっかき傷が残っている。


僕が何をしたと言うんだ?。
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