愛をくれた神様

「……産む自信、ないかも。」

「なんで?。」
香奈の声に、若干とげを感じた。

「……あの人にとって、私の存在ってなんなんだろう。」

口をついて出た。

香奈は、そんな私を見つめ何か言いたそうだっが、それ以上は聞いてこなかった。おそらく、裕樹は私とあったほとんどの事を仲間に話してはいるが自分にとって、都合がわるい事は話さない。たとえば恵美との事とか、私が駐車場でされた事を、彼女は知らないのだ。

私は香奈に呼び出されたままここにいることに、深く後悔した。

 香奈は、川上くんの事が好きで川上くんとしょっ中連絡をとりあってるようだった。

 そんな川上くんは、服装も、言動も裕樹くんそっくりだった。
まるですべてにおいて、裕樹を崇拝している所があった。私が裕樹の事で何かがあるたび、裕樹がわから意見を言うふしがあった。

私は、明日早いからといって、お店を出た。

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