廻音
だからこそあの日、輪廻の幸せを、俺と生きていこうという想いを、
奪ってしまった事への罪の意識は拭いきれないでいます。

その代償が彼女を失った日々だというのなら、真摯に受け止めていかなければならない。
けれど、苦しさは何処までも容赦なく追い詰めてくる。
毎日の中で日々ごとに思い出になっていく恐怖と、募る愛しさが成長していきました。

今も変わらず、これからも絶対に、
俺は輪廻を愛している。



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