お前が好きなのは俺だろ?



「た、確かにないです」



2人っきりの教室が、シーンとしていて体が強ばる。



もういいです。



素直にあたしも振られましょう。




みんなみたいに……



「ごめん。キミだけは無理」




そう、その惚れ直すほど優しい声で……って、え……?



い、今なんて……?



「じゃあ、僕は帰ってもいいかな?今日は大事な用事があるんだ」



「あっ……はい、どうぞ……」



放心状態で返した言葉。



あ、あれ?



惚れ直すほどの優しい言葉は?



――『ごめんね。キミの気持ちに応えることはできない。でも、告白してくれて嬉しいよ』



この優しい言葉は!?




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