お前が好きなのは俺だろ?


―――――――――――――――――――……



「ごめん。遅くなっちゃったね」



少し息を荒らして、申し訳なさそうにあたしを見つめる優しい瞳。



「っ///」



や、やっぱりカッコいい―……



「う、うぅん。あたしこそ、ごめんね」



「ふっ、何でキミが謝るの?」



――ドキッ!!



あぁ、やっぱり変わってない……




あの時の優しい一ノ宮くんだ……





――――――――――――――――――……



~2年前~



「うぎゃっ!」



ザザザザザ―と勢いよく砂の擦れる音がしながら、あたしはその砂の上に転けた。




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