動化家2
人間世界へ
リリはシューケルに相談事をした。
リリ「噂で聞いたんだけど、人間世界には、私みたいな人が居るみたいよ?人間に触れたり触れられたら、動物に変身するみたい。そんな人が居たら、この動化家に歓迎したいの!」
シューケル「しかし…。人間世界は危険です。」
リリ「お願い…。一緒に来て欲しいの。」
シューケル「リリ様…。分かりました。変装しましょう。そうですね、人間世界で有名なファッション雑誌のスカウトなんか、どうですか?」
リリ「いいわね!」2人は魔法で雑誌のスカウトの人に変身した。
そして、人間世界へ行った。
着いたのは、高校の近くの公園だった。シューケル「私達と同じ人種がどうかは、このメガネが教えてくれます!メガネが赤く光れば、同じ人種です。」
リリはメガネをかけた。
すると、登校中の女を見ると赤く光った。2人は女の子を呼び止めた。
リリ「こんにちは。私は、ファッション雑誌AmuAmuのカメラマンです。」
シューケル「私は、弟子です。今、新しい原石を探していまして…。」
リリ「あなたを呼び止めました。お話しだけでも聞いてくれませんか?」
女の子「登校中なので少しなら…。」2人は女の子を公園のベンチに座らせた。
リリ「ファッション雑誌AmuAmuのカメラマンは嘘なの。あなたのおじいさんかおばあさんは動化家の人間だったんじゃないかしら?」
女の子「えっ!!何で知ってるんですか?」
シューケル「あなたも動化家の人間だからだ。」
女の子「私は、普通の女の子です。」
リリ「証拠をお見せします。」リリは、小さな瓶を出した。中には、透明な液体が入ってあった。女の子の頭に2~3滴、垂らすと、女の子は猫に変身した。
リリ「やはり、そうだったのね!」
女の子「私に何かしたでしょ!」
シューケル「この液体は、正体を現す液体だ。君の正体は紛れもなく、猫だ。」
女の子「そんな…。」
リリは小さな紙を女の子に渡した。
リリ「今は、8月の最後の日。10月にこの公園で待ってます。もし、あなたが動化家に住みたいと思うのなら来なさい。この赤い鎖のネックレスをつけてね。」赤いネックレスを渡された。
シューケル「それと異性には気をつけるんだ。女性は男性に触れられたら変身する。逆に、男性は女性に触れられたら変身する。」
女の子「私は…。」2人は消えた。
女の子は赤いネックレスをバックに入れて学校へ向かった。
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