動化家2
1日目~リリ&ララチーム
リリとララは当主様の部屋を探していた。ララ「ねぇ、リリは雫の事どう思う?」リリ「雫?優しくてカッコイいって思うけど、ちょっと足りない部分もあるかな?」ララ「足りない部分?」リリ「幼い頃からそうだったけど、雫はあんまり泣かなくて表情を見せてくれないから何を考えてるのか分からなくて時々、戸惑うの…。」ララ「なるほどね。」リリ「何でそんな事、聞くの?もしかして、雫が好き?」ララ「うん。でも、リリが好きみたいだし…。」リリ「私はもう結婚してるから、雫の気持ちには答えてあげられない。」ララ「でも、告白断ったりしたら、それこそ幼い時の雫に戻るんじゃないかな?私は、雫が動化家に帰って来てから、ずっと好きだった。でも、雫の心には私は居なくて、リリがいる。」リリ「ララ…。でも私は…。」ララ「雫の気持ちに答えるべきよ!結婚したら恋愛出来ない訳じゃないでしょ?私はそう思う!もう一度考えて…。雫の為に。」ララは当主様の部屋を出て、他の部屋を調べに行った。リリ「私だって答えたい。だけど、無理なの…。」泣き崩れたリリの姿があった。
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