蜜色トライアングル ~Winter Blue



木葉は朦朧とした意識の中、体の疼きに身をよじらせていた。

なぜ、こんなに体が熱いのか……。

ワインを飲んだだけでこんなになるのは、おかしい。


「……さむい……」


火照った体が逆に寒気を感じさせる。

木葉は先ほどまで肌に触れていた温かさがなくなったことに気づき、自分の身を抱きしめた。


……寒い。

……誰も、いない……。


「うっ……、ひっく……」


体は寒いのに、体の芯は疼く。

体の寒さが心の寒さを呼び起こす。


……寂しい。

……ひとりは、さみしい……。


「お兄ちゃん……由弦……」


二人は本当の兄弟ではなかった。

いつかは二人とも離れていき、自分は一人だけになるのだろう……。


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