隣の席のオオカミ!【完】
「葉山君?」
昼休み、屋上に向かった。
正直、今朝はあんなことがあって、授業に集中できなかった。
今日は葉山君が遅刻してくると聞いて、ホッとした。
「珍しいな、桐谷さんから来るなんて」
「……。話、聞いてくれる?」
「は?」
寝転がる葉山君のそばに、座った。
「あのね、朝。生徒会長に呼び出されたの」
「宮城に?」
葉山君は生徒会長の名前を出すと、すぐに起き上がった。
「で? 宮城に何か言われたのか?」