家族☆ごっこ★
ごそごそ…

ん?


誰かが布団の中に・・・・・。


私は驚いて飛びあがった。
枕元の電気をつけると 私の横には信之介が
そしてその横には笑顔の光がいる。


「な…何してんのよ!!!」

「あったかいな~~。」光が信之介に話しかけた。

「じゃなくて 何でここに入るのよ!?」

「家族だろ?一緒に寝よ。」

「あんたね…何言ってんの?」

信之介は指をしゃぶりだして ウトウトし始めている。

「シーーー。」光が私の唇を指で押さえる。

信之介の胸をトントンする。


「ちょっと・・・・。」
私も少し声をおさえる。

「何であんたまでいるの?」

「俺らいい家庭作るんだろ?
平等でいいじゃん。」

「は?ちょっと…ちょっと何言ってんの?」

「おやすみ ママ。
明日パパは朝練だから6時に起こして。
大野さん7時に来るから。」


光が長い手を伸ばして枕元の明かりを消した。

おい・・・・。
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