家族☆ごっこ★
「俺がパパ あんたがママ
そういうことで 今頃あんたのおじさんのとこに
うちの弁護士が行ってるけど
今日からあの家に戻らなくていいよ。」

「どういう意味?
それよりこの赤ちゃん 何とかしてよ。」

赤ちゃんはスヤスヤと眠ってる。


携帯が鳴って男が
「もしもし~。」と言った。

何が何だか分からない私は
赤ちゃんを抱いてウロウロするばかり。

「手が疲れたんだけど~~。」

「了解。じゃあ後頼むね。」

電話を切った。

「ということで 乗んなよ。」

「え?」

「送ってくし。」

「送ってって 赤ちゃん何とかしてよ。」


男は私の背中を押して
車に押し込んだ。

「何?知らない人について行っちゃダメだって
学校で教えられたよね!?」

「知らない人?何言ってんだよ。
俺たち 家族じゃん。」


男の顔をまじまじと見つめた。
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