【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
「まっ。そういうことだ。
 達也だけが知ってんだから、彩音と一緒にいるときは頼んだぞ。
 なんかあったらただじゃおかねぇーからよ。覚えとけよ」

「マジで…俺聞かなきゃよかった。
 潤さんマジできれると怖えーのなんのって…」

『潤!そんな言い方しないで。自分のことは自分でできるから。』

「ったく。彩音が心配なんだよ。どっか行っちまいそうで…」

『子供じゃありませんから…』

「子供じゃないから余計心配なんだろ。」


もう…潤はさっきから私を子供扱いばかりする…


「あの…見せつけられるんですけど…」


『「そんなことない!」』


「とにかく…少しの間だけだぞ。彩音」

『うん。分かってるよ』



「俺、これから仕事だから。彩音どうする?家帰るなら送ってく。」

『うん。帰る…達也。みんなによろしく言っといて。
 私、タクって帰ったって言っといて。』

「了解。じゃあなアヤ。お疲れ、
 潤さん…お疲れっす・・・」


「おー。じゃあな…」



そうして、今日から潤と付き合い始まることになった
< 49 / 166 >

この作品をシェア

pagetop