年下男子にご用心!?

一大事

「翠さんっ!」

「うわぁっ!!!!!!」


ビ、ビックリしたぁ~。

パソコンに打ち込みをしてたら、元村漣次に肩を叩かれ椅子の上でちょっと跳んだ。

その光景をバッチリ見てた元村漣次も驚きの表情を浮かべて、ふいに咳払いをする。


「・・・翠さん、もう昼過ぎてます」

「えっ、もう!?」


恥ずかしさなんて忘れて、時計を見ると確かに12時半を回っている。


「没頭しすぎです。昼行きましょう」

「そうね。ちょうど切れがいいし」

「見てましたから、俺」

「本当、叩かれるまで全く気付かなかったわ」

「画面を食うんじゃないか、ってくらい見てましたもんね」


なに?
微笑みを浮かべてる元村漣次が憎たらしい。

だから、さっさとお弁当を持って企画部を出た。


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