年下男子にご用心!?
おかしいと思ってたわ。

連絡は半年くらいのペースで取り合っていたけど、急に飲みに行こうだなんて・・・。

・・・・・やっぱりだ。

って事は、この酒飲みも大雅のお世話依頼って事になる。


「その出張、どうにかならないの?」

「無理だ。建物が俺を待っている」

「はいはい・・・」


また始まったよ。

大輝は昔から建築士になりたくてその夢を叶えた1人。今は建設会社で働いていて、新しい建物とかの現場監督をしているみたい。

説明されても全く、理解できないんだけど。


「聞いてくれよ千佳!次は15階建てのビルなんだよ!でも、そんじゃそこらの構造とは違うんだ」


・・・・建物の構造の話をされてもやっぱり、全く理解できない。

でも、昔から建物の話をする大輝の笑顔は、全く変わらない。


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