俺様アイドルの甘いキス




ウエイトレスさんに注文を告げたあと、のどの渇きを覚えた私は水を飲む。




青葉くんとのデートなんて…緊張する。




「今日はいきなりで悪かったな」




「えっ!?ううん!そんな事ないよ」




なんだか今日の青葉くんは、いつもより優しい気がする…




…調子くるうな……////




そんな私のドキドキを掻き消すような言葉が青葉くんから告げられる。




「前さ…婚約の事話しただろ?」




こんやく…




聞きたくないワードがいきなり出てきて、胸がズクンッと痛む。




「……うん。アリスちゃんの事だよね」




ズキンッ…




アリスちゃんの名前を自分で出しといて後悔する。




自分で自分を苦しめてどうすんのよ…




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