100%のキセキ





「……本当に修太郎だったの?」


「分かんない…。でもあれは…」


見かけによらず、低くて落ち着いた声。


私の好きな“ミルクティー”


君に始めて合ったときにあげた“オレンジジュース”


どう考えても、修太郎くんだよね…。


「まさか瑠衣ちゃん…幸ちゃんのこと捨てないよね…?」


何言ってるの、未来ちゃん…。


「竹ちゃんは、大切な人だよ…」


「そう、だよね…」


未来ちゃんの、安心したような、不安げのような顔が脳内に染み付く。





< 51 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop