100%のキセキ





修太郎くんに頭を撫でられる。


ほらね、これだけなのに私は安心しちゃうの。


「………っ」


安心しすぎて…涙が出てくる。


また、泣いちゃった。


「瑠衣…」


大きな胸に、たくましい腕に包まれる。


そのまま押し倒される。


彼の体は、心は何でも包み込んでくれるような気がした。


彼の前では全て無力。


そんな気がした――。





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