F組探究部

Sisters!?

そんなこんなで下校の時刻。浅井は部活をやっていない帰宅部というやつだ。浅井いわく動くのは嫌だという事だ。


「早く帰ろぉ」


さっさと帰ろうと自転車の鍵を取出しバックをもった時だった。


「あっああ、浅井っあのさ」
「んっ?」


おどおどした鈴神が話かけてきた。おどおどしすぎて何か不自然な感じがする。


「あのさ、いいっ一緒に帰ろう!!」
「……え、い…いいけど?」
「おっしゃあ!!」


ガッツポーズで喜ぶ鈴神を見て浅井は?がいっぱい浮かんだ。だがさぁ帰ろうといかないのがF組である。

「あっ!?鈴神だけズルいぞ!!」
「俺も行くぜぇ☆」
「じゃあ僕もww」
「俺達も!なっ折原」
「はっ!?ちょっ待て千葉!」
「……僕も…」


と言うわけで…
なぜかに一緒に帰ることとなった。浅井は自転車通学といっても歩いて15分のところに住んでいる。

「う〜ん…皆帰る方向バラバラだから校門までだね。」
「「!!?」」

凄い勢いで浅井の方を向く男性陣。何か変な事を言ったか不安になる。


「家までついてく」
「それはただの変態だよ、」
「じっじゃあ、家まで送らせて下さい」
「えっ!?でも皆帰る方向違うよ、」
「大丈夫だから」


家まで送らせてとせがんでくる鈴神に折れて送られる事となった。部活があるメンバーは部活を休んでまで送りにきた。浅井は自分を家まで送る意味があるのかわからなかった。


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