F組探究部





千「ふふぅん〜♪」
「ニャーニャー」
折「朝から大合唱だな…」




登校中の千葉・折原が大合唱で歩いていると目の前に見慣れた物が倒れていた。
それは浅井の自転車が道端にしかも無造作に倒れていた。
駆け寄りちゃんと見てみるとやはり浅井のだった。




千「何でこんな所に?」
折「何かあったのか…?」




2人の間に嫌な予感が走る。
すぐに浅井の携帯に電話をかけるが呼び出し音のままだった。




折「千葉このチャリ持って学校行け。俺は浅井探してくる。」
千「わかった!!鈴神達も呼んでくる。」
折「頼んだ、」




2人はそれぞれ反対方向へ走って行った。







〜一方学校では〜






鈴「最近暑くねぇ?」
和「夏だからね、」




下敷きで扇ぎながら暑さをしのいでいた。
しかしさすがF組、浅井が遅いのが気に掛かっていた。




優「浅井遅いな〜」
藤「確かに、もう来てもいい頃なんだけどな。」




皆で首をひねっていると勢いよく教室の扉が開いた。
そこには息を切らした千葉が立っていた。
千葉が息を切らしていたのが皆驚きで目を丸くした。



杉「どうしたの?」
千「浅井が…っ」
森「浅井が?」
千「消えちゃった、」
「「はぁ?消えた?」」




皆の声がはもった。
綺麗に、確かに急に言われたらびっくりするが…、




和「まず落ち着こう、」
千「う、うん…えっと、道端に浅井のチャリが倒れてて…、」
鈴「マジかそれ?」
千「うん、今折原が探してる、浅井学校には来てないみたいだしな。」
森「よし、俺らも探すか」
「「おうっ!!!」」




皆立ち上がり一斉に教室を出ていく。
途中馬場先生に会ったがちょっと出てくると言ってまた走りだした。





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