トライアングル×3―秘密の三角関係―
「あっれ??!っかしーな…絶対ココだと思ったのによ!!」


亮介だ!


悠は直前にあたしの手を引き、影に隠れた。


「電話も出ねぇしな…」


ぶつぶついいながら亮介は戻って行った。



「…アイツがいなきゃ、俺はここまでムキになんかならなかったな…
本当の俺は、こんなに嫉妬深いって初めて気づいた。」


そう言った悠の唇があたしの唇を覆った。


「……ン」


想いが乗った―――

長い、キス。


「ゆ、ぅ…」

「うん。もっと呼んで。」

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