告白タイム


「ゆうちゃん凄い!」


「あー…コイツらどうすっかな…」



ゆうちゃんは昔、柔道とか合気道とかを習っていて、喧嘩には絶対負けた事が無いんだ。



「とりあえず、ココに置いとけば?」


「…お前酷いヤツだな」



ジトーッとした視線がゆうちゃんから送られたが、私は気づかないフリして女子トイレから出る。



その後ろからゆうちゃんも出てきて、とりあえず近くの空き教室でこれからどうするかを話すことにした。



掃除が行き渡ってないのか、少しだけ埃の臭いが鼻につく。



「知恵美は?」


「別行動中。放送あったじゃん、一緒の行動はダメだって」



そういえば、今どれくらい時間が経ったんだろう?


携帯を取り出して、時刻を調べる。




「あと30分だ…」



もうそんなに経ったのか、と思いながら携帯をしまう。



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